アニキ (全2巻)
両親が離婚。
父親は出て行ったきり音信不通。
母親は再婚して海外へ。
一人残された7歳の少女ゆずは、遠い親戚である篠原工務店に預けられることになった。
「アニキ」こと工務店社長の厚貴(こうき)は、職人の頭らしくぶっきらぼうで、少女の扱いに困りつつも子ども扱いせず、一人の人間として扱う。
母親にジャマ者扱いされたことに心を痛めたゆずは、居候となった篠原家に居られなくなることにおびえ、迷惑をかけないようにと懸命に生きていく。
この物語は、社長の強面アニキ、デカイ犬、ガラの悪い職人たちに囲まれて生活する、ゆずの切なくて温かい日々のお話。
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なんかリアルで泣ける。
親に捨てられた形のゆずの切なさ、身の置き所のなさが過不足なくリアルに描かれていて、読んでて思わず励ましたくなるほど切ない気持ちにさせられる。
特に2巻で「お前は将来何になりたいんだ?」とアニキに聞かれたゆずの答えがもう、あまりに不憫で号泣ですよ。
これからの展開にも期待したいところだが、残念ながら全2巻。
毎話ある種のパターンで描かれているものの、題材と展開がいいのでウンザリはさせられない。
だからもう2巻分ぐらいは続いてもいいと思うのだが…。
最終話の唐突な終わり方が、別の意味でとても悲しい。
時に行き違いはあるものの、ゆずとアニキや周囲の人々のやり取りは、とても心温まる。
ドラマ化すると何気に人気出ると思うんだけどな…。
評価は4点。※
川崎・品川の駅周辺の本屋を探しまくって見つけられず、高田馬場で見つけたという逸品。
一時期はアマゾンでも入手困難だったが、最近はまた買えるようになったらしい。
※点数の意味
・1点:金返せ
・2点:あまりおすすめしない、次巻は買わないかも
・3点:好みが分かれるかも、次巻は買う
・4点:おすすめ
・5点:是非是非ご一読を


